湘南でサーフィンが上手くなるために必要なこと

15歳からサーフィンをはじめてから、人生の大半を湘南(鎌倉)の海辺で過ごしてきました。

湘南と言えば、日本で一番有名なサーフタウンですが、世界中見回してもこんなに波のないサーフタウンも無いと思います。

波も小さい日が多く、スネヒザの小波が2週間以上続くことも珍しくありません。

低気圧が通過してサイズアップしても、翌日には半分以下になり、3日目にはフラット近くまで下がってしまう事もよくあります。

サーフィンを楽しむには、あるいは練習するには、リアルにサーフィンするしかありません。

欲を言えば、自分の得意な波や、少しだけハードな怖くはないけど緊張感がある波で練習できれば上達は早くなります。

そういう意味では、湘南は他のサーフエリアに比べてコンスタントに波が続かないので、サーフィン道場として恵まれた環境では無いと言えます。

でも実際はどうでしょうか?

日本でサーフィンが始まったときから今まで、湘南からは優秀なサーファーが排出され続けています。

彼らはどうやって上達してきたのでしょうか?

自分自身、湘南鎌倉を拠点としてサーフィンに取り組み続けて、ロングボードの公認プロ資格を取る事が出来ました。

世界選手権の代表として国際大会にも1回だけですが行けました。

今日は自分の経験をベースに、湘南でサーフィン上達を加速させるアイデアを綴ってみたいと思います。

お手本となるサーファーを見つける

人が多くても、波が小さくても、その中で群を抜いて上手な人がいます。

上手な人の動きを目の前で見る事で、それがすぐには出来なくても、自分の中の基準が上がります。

波を捕まえても岸に向かってまっすぐ乗っていく人に囲まれてサーフィンしていたら、それが基準になるし、横向きに滑っていく人しかいなければそれが基準になります。

上手なサーファーのサーフィンを興味を持って見ていると、そのイメージが頭に残り、自分のサーフィンも少しづつ、そのイメージに近づいていきます。

好きなサーファーの映像を見まくると、手の動きとか、真似しやすいところから似てきますよね?

多種多様なサーファーが集まる湘南だからこそ、スタイリッシュなサーファーに会えるチャンスも豊富と言えます。

上手いサーファーを見て試行錯誤するのが自習だとしたら、上手なサーファーからコーチしてもらうのが学習塾。

どちらが向いているかは人それぞれですが、どちらを選んでも上達の役に立ちます。

波は待つものじゃなくて、探すもの

これがとても大切だと思います。

スクールにくる方々の多くはサーフィン歴5年以上の経験者が多いですが、多くの方は大抵いつも決まった場所でサーフィンをされています。

理由を聞くと、「入った事がない場所は、なんとなく心配」「上級者向けなので自分は無理だと思った」という声が多いです。

たしかに鎌倉や逗子のサーフポイントはビーチブレイクとは違って海底に岩があったり、潮の流れが強い場所に多いので不安があるのも当然です。

でも、ホームブレイクではサーフィン不可能でも、ポイントを変えれば楽しくサーフィンできるという状況はたくさんあります。

事実、同じ湾内でも西寄りのうねりなら鎌倉のほうがワンサイズ大きく、東寄りのうねりなら平塚や湯河原のほうがワンサイズ、場合によっては倍くらい大きいのです。

サーフポイントの引き出しが多いと選択肢が広がりますよね。

ランチする場所のリストが1件より20件ある方が、気分とお財布に最適な場所で食事出来ますよね。

ランチタイム自体が楽しみになりますよね?

サーフィンも一緒です。選択肢を増やして広範囲の中から最適な場所に向かいましょう。

もし、ホームポイントのコンディションが悪かったらどうしますか?

仕方なくそこで入る、サーフィンしない、時間をずらす(風や潮を待つ)、ポイントを変える、千葉に行く、伊豆に行く、SUPをする、素潜りする。

どれが正解って話ではありませんが、選択肢が多ければ「仕方なくそこで入る」を選ぶ事は無いですよね?

先日、スクールのポイント探しで1時間以上様々なポイントをチェックしていたら生徒さんに「探究心が強い」と言われました。

確かに、ポイント選びにたくさんの時間を費やしています。

この日は結局狙っていたポイントはコンディションが整わなかったので、普段サーフィンしているポイントでサーフィンをしました。

一見すると波チェックの1時間は無駄のように思えるかも知れませんが、積み重ねればパターンが理解できるようになり「ここがこんなコンディションなら、あそこが良いのでは?」という推測の精度が上がります。

サーフィンに使える時間の一部をサーフポイントを見て回る事に使ってみましょう。

→車がない方は、なかなか難しいかもしれないですね。お手伝い必要だったら、DMください。

状況に応じた道具を選ぶ

もし、湘南がゴールドコーストみたいだったら、あるいはオアフ島ノースショアみたいな時期が半年続くなら話は変わりますが、個人的には湘南がホームブレイクなのにショートボードしか乗らない理由が全く理解できません。

湘南の波は基本的に小さめであんまり力もありません。

持って生まれたサーフィンのセンスが高くて、どんなに小さくて弱い波からでもパワーを引き出してスピードに変えられるスキルを持っている人以外は、力の弱い波には浮力と重さで対応すべきだと考えています。

浮力はパドリングとテイクオフに余裕を与えてくれますし、重さは安定感と加速性を高めてくれます。

代表的なものはロングボードですね。

湘南の小波でもシングルフィンのロングボードだったら、小刻みにサーフボードを操作しなくても気持ちよく波を滑っていけるスピードを得られます。

ロングボードほど長くなとも、ミッドレングスもショートボードに比べてテイクオフが早く波に力が無くてもサーフィンを楽しめます。

ミッドレングスは星の数ほど選択肢があるので、自分好みのカービングやグライドが味わえて、浮力と重さもちょうど良い物を選ぶと楽しいでしょう!

最終的にショートボードでリッピングを決めたい!と思っていても、まずは浮力のあるサーフボードでテイクオフやトリミングを覚えてからショートボードに乗り始めるのでも遅くはありません。

よくロングボード(ミッドレングスも含め)に乗るとショートボードに乗れなくなると言いますが、明確に否定します。

サーフボードには、デザインに応じた操作方法があるので、ロングボードもショートボードもそれに応じた乗り方があるのです。

それを理解出来れば、波に応じた道具を使い分けてサーフィンできます。

波が小さければロングボードでグライドしながらノーズライディングでスリルを感じれば良いですし、波が大きければミッドレングスやショートボードでカービングやリッピングをすれば良いのです。

波の大小や混雑はコントロール出来ませんが、それにどう応じるかは自分次第です。

色々なサーフボードを試すことで自分の可能性を広げる事にもつながります。

マジックボードを探しましょう。

旅に出る

湘南で10ftの波に乗りたいと思っても、数年に一回しかそのチャンスは来ません。

チューブにがっぽり入りたくても、そんな波はなかなか立ちません。

そんな波がたっても、ポイントには人が押し寄せているので、よほど自信がなければ波を捕まえる事が出来ないかもしれません。

旅に出ると、そこから解放されます。

小波に飽きたら、千葉や茨城に行けばだいたいサーフィンできますし、特別な波に乗りたければLCCで飛んでいけば良いのです。

2泊3日くらいあれば国内サーフトリップができるし、1週間有れば海外にも行けますね。

出来れば海外にもサーフィン行って欲しいです。

カリフォルニア、ハワイ、オーストラリア、インドネシアなど、日本で待っていても絶対にお目にかかれない素晴らしい波に出会えますし、サーフィン文化が成熟しているのでビジターにプレッシャーをかけてくる面倒な人日本とは比べ物にならないくらい少ないです。

Keep paddling!

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