タイプの違う2人サーファー の話

あるところに2人のサーファーがいました。

1人は横乗りのセンスがあって、どんなテクニックも3ヶ月もすれば出来るようになりました。仮にA君とします。

もう1人はどっちかと言えば、横乗りセンスに溢れる感じではなくて、なかなか上達することができません。仮にB君とします。

1年後、センス溢れるA君はホームポイントでも際立つ存在になりました。サーフボードやウエットスーツのスポンサーも付いただけでなく、大会でさらに上位に行くためにコーチングも受けはじめました。

B君はというと、あいかわらずひっくり返ったり、まくられたりしてますが、自分だけの波を捕まえられた時は全身全霊で波に気持ちをぶつけています。頑張る彼にアドバイスをくれる仲間も出来ました。

3年後、A君は全国大会に出場するようになりました。コンスタントに上位入賞を果たし、本人も周囲もプロサーファーを意識するようになりました。実際、プロよりもキレキレのサーフィンが出来ていました。

B君も情熱を注ぎ続けた結果、いろんな波に乗れるようになってきました。技数は少ない、むしろ技らしい技は出来ませんが、捕まえた波はしっかり岸まで乗りつなげるようになりました。ひたむきで明るい彼はホームポイントでも隠れた人気者でした。

5年後、A君を海で見かけなくなりました。全国大会で優勝して、プロサーファーの資格も取り、ついこの間までツアーに参戦していたのに、、。

プロになった最初の年は良かったみたいですが、次の年はなかなか成績が上がらず、スポンサーやコーチのプレッシャーも重なり、コンテストだけでなくサーフィン自体から引退したという話を聞きました。

かたやB君はというと、ミッドレングスのエッグを手に入れてサーフィンがさらに楽しくなったみたいです。車も手に入れて自分好みにカスタムし、週末は車中泊スタイルでいろんなところに出かけてサーフィンしているようです。

2人は同じ頃にサーフィンを始めたのですが、全く違うサーフィンライフを送りました。

才能を活かして高みを目指し、限界を見切って引退を選んだA君

好きこそものの上手なれタイプのB君

サーフィンって自由で、なんでもOK。

みんなが主役。

だから、あんまり人の目なんか気にせず、自分がenjoyしたいように向き合えば良いんだと思います。

実際、人なんか気にせず自分に夢中になってれば良いんです。

隙あればしばりたがり、カテゴリーわけしたがる世の中において、できる限り自由にサーフィンをenjoyしていきたいものです。

「分かる」と思った人。

一緒に海行きましょう!

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

前の記事

Catch me if you can

次の記事

Snow tour