サーフィンが一気にうまくなる方法
サーフィンを劇的に上達させる方法があるので、今日はそれを紹介します!
私もそうですが、気の小さい人ほどオススメのアプローチです。
その方法とは、でっかい波に挑む!というシンプルな行為です。
大きな波って怖い!
たしかにその通りです。でも、適度な恐怖があるからこそ、用心深くなれます。
サーフィンに限らず、トラブルの多くは用心を怠った時に起こります。
反対にリスクを正しく捉えて、それに応じた準備、判断、行動が出来れば、トラブル遭遇率を宝くじ級に低く出来ます。
気が小さい人ほど、成功のイメージが持てるまで無茶しようとは思いません。
1番危ないのは、体力も経験も足りてないのに度胸だけでチャレンジする事です。
運が良ければ、最高の波を捕まえられますが、いつか必ず大きな失敗をします。
話がそれましたが、チャレンジに必要悪なのはリスク管理と正しい装備なのです。
なので、誤解を恐れずに言えば、サーフィンが下手でも大きな波に乗れるし、サーフィンが上手でも大きな波には乗れません。
「大きい波へのアプローチ方法はわかったよ。でも、どうしてそれだけでサーフィンが一気にうまくなるの?」
はい。
メンタル面での成長
大きい波に乗ると、もとい、スケールの大きな自然に対峙すると一気に経験値が上がるのです。
いつも以上に入念に海を観察して、リスクを測定し、徐々に波との距離を詰め、時間をかけて自分の乗るべき波を見極め、慎重にテイクオフを試みる。
乗れたら最高ですが、乗れなくたってその時その場所で五感と経験と勇気を駆使して頑張った経験は消えません。
その経験が自信になります。
ここで誤解してほしくないのが、大きいって人それぞれって事です。
腰くらいが大きいと感じる人もいれば、ダブルの人も20feetの人もいます。
自分にとってチャレンジングなサイズが大きい波です。
怪我しちゃうと行けないので、絶対に人と比べないで、自分の内なる声を信じる。
これとっても重要!
そんな自分にとってのデカ波に挑むと経験値がグッと上がります。
結果、度胸がつく部分もありますが、それよりも一回経験済みなので同じ状況になっても自分をコントロールできるようになるんです。
ちょっぴり波が手強い時、一回巻かれると吹っ切れてそれから落ち着けますよね。
あの感覚がずっと残ります。
その日に海から受け取ったエネルギーは簡単には体から抜けないのです。
最低でも1年は残っているし、記憶装置には一生残ります。
普通に生きていたら、絶対に身を置かない猛烈な場所で大自然と向き合った経験だから忘れたりしません。
そしてちょっとづつ、限界を押し上げていけば良いのです。
サーフィンスキル面での成長
大きな波は小さな波に比べて動く水の量が多いです。
ウネリの移動する速度も速くなります。
言い方を変えるとテイクオフするためには、より波のクリティカルポジションからタイミングを合わせてパドリングしないとないと波を捕まえる事が出来ません。
さらにテイクオフ後のボトムターン、トップターン、ライン取りなど、一つ一つの動作を丁寧に力強く行わないと波のパワーに負けて、サーフボードが弾かれてしまいます。普段とは違った場面でワイプアウトしてしまいます。
言い方を変えれば、テイクオフ、ボトムターン、トップターン、ライン取りと言ったサーフィンのベースになるスキルにおける自分の課題が浮き彫りになります。
自分にとっての乗りやすい波では気づけなかった事にたくさん気づけます。
分からされるという言い方が正しいかもしれません。
その日は悔しい思いもするかも知れませんが、気づく事が大事なので、時間をかけて理想の状態に向けて各動作を練習すると、上記スキルが向上します。
それはチャレンジングな状況だけで無く、日常のサーフィンにも活きてきます。
テイクオフが早くなり、しっかりとレールの入ったターンができるようになります。
総合力、状況判断スキルの成長
メンタル面で、サーフィンスキル面の成長はあなたの波乗り総合力を高めます。
スポーツでいい例えが思い浮かばないので、英語学習に例えてみると
文法や単語をコツコツ覚えるのが日常のファンサーフィンだとしたら、
留学しちゃうのがチャレンジングなサーフィンです。
多少ブロークンな部分はあっても留学して生活しちゃったら、より早くコミュニケーションできるようになりますよね。
強い刺激、そしてアウトプットをし続ける環境に自分を投じる事で本質的な部分をグッと引き上げる事が出来るんです。
これは笑い話ですが、自分の知り合いに悪い先輩がいました。
彼はメンタワイにボートトリップに行きたかったんですが、ボードをチャーターするには頭数が必要です。
そこで彼は後輩中心に参加メンバーを集めました。ただし、メンタワイがどんなところかは詳しく伝えずに、、、。
結果的に集まったクルーの中には経験年数1年以下のビギナーもいたそうです。
当然、メンタワイについて愕然としたわけですが、後の祭りです。
信じられないようなワイプアウトを連発しつつも、奇跡的にテイクオフをメイクしたら、勝手に波が追いついてきてチューブに入ってしまったり、怖かったでしょうが、その反面、みんな人生最高の波にも乗ってしまったのでした。
帰りの空港で先輩がみんなにどうだったか聞いたところ、来てよかった!とみんな口を揃えて言ったようです。
極端な例ですが、こんなアプローチもありなのです。
ここまで読んで、なるほど!とか、燃えてきた!と思ったら、あなたは100人に1人のサーファーだと思います。
どうか、注意深く自分の限界を押し上げ、いつかワールドクラスの波で自分自身に感動する一本に巡り合ってください。
体力のピークが過ぎても経験を重ねればかなりの年齢まで押し上げ続けられるはずなので、焦らず向き合ってください。
もしパートナーが必要だったら、声をかけてください。
一緒にパドルアウトします!