【保存版】サーフキャンプに持っていきたい必須アイテム集
キャンプスタイルでサーフトリップするときに持っていくと便利なアイテムをまとめて紹介します。
行き先が「あたたかい所」か「さむい所」かによって最適な寝袋、ウエットスーツ、衣類にアレンジしていただければ、世界中があなたのお宿になります。
今回の記事は「あくまでサーフィンが目的でその手段としてキャンプをする」という設定になっています。
飛行機など車以外の手段で現地入りする想定なので、両手で運べる事も重要です。
具体的には100リットル前後のダッフルバック(背負えるタイプ)とサーフボードケース各1に収めます。
車だったら「焚き火台」や「ローチェア」など、ソロキャンプの定番アイテムを持っていきますが、今回はミニマム志向の地べたスタイルを紹介します。
バック
ダッフルバック120〜90リットル
ここで重要なのは絶対にハードタイプのトランクケースではなくソフトなダッフルバックを選ぶという事です。
仮に3人でサーフキャンプをするとしましょう。
現地に到着したら最初にレンタカーに荷物を積み込みますよね。
想像してください、小さめの車に3つの大きなトランクケース。入ったとしてもスペース埋まってしまいます。
しかも、中から荷物を出しても小さくならないのでサーフキャンプ中ずっと邪魔です。
荷物の破損はパッキング技術でカバーする事が出来ますので、必ずダッフルバックを選んでください。
オススメは自分も使っているパタゴニアのブラックホールダッフルです。
90リットルも120リットルも持っており、荷物の量で使い分けております。
大は小を兼ねるのでサーフキャンプ用には120リットルのほうが良いと思います。
サーフボードケース
サーフキャンプの時はサーフボードケースも貴重な収納です。
最低でも、
- サーフボード×2枚
- ウエットスーツ
- リーシュコード、フィン、ワックスなどの小物
- タオル
が入るくらい大きめを用意したいですね。
コフィンというサーフボードが3枚以上入るケースを利用する事もありますが、事前に行き先と航空会社からエクストラチャージがどのくらいかかるのか調べておかないと大変なことになります。
僕はちょっと大きめのケースに2枚サーフボードを入れて、それを保護するようにウエットスーツやタオルを巻き付け、余った場所にリーシュコードなどの小物を押し込みます。
毎回成功するわけじゃありませんが、サーフボード1本分のチャージでボード2枚+色々預けられたりします。
宿泊
まずはテントが必要ですよね。
人によって違いはあると思いますが、2人用のテントがオススメ。
1人用じゃないの?と思うかもしれませんが、テントって1人60cmの幅で計算されているので2人用でも横幅は120cmしかありません。
むしろ2人用に2人寝る方が難しいです。
そして、前室がしっかりあるテントがオススメです。
前室は玄関であり、物置であり、雨の日はキッチンにもなります。
自分は縁があってアライテントのエアライズを10年以上使っていましたが、ついに加水分解が始まり昨年現役を引退。
今はコールマンのツーリングドームを使っています。
コールマンを選ぶ理由はコストパフォーマンスと前室の広さ。
寝袋はモンベルのストレッチする寝袋か、コールマンのコルネット。
ブランドはどこでも良いですが、封筒型の寝袋はかさばるので、サーフキャンプにはマミー型を持っていきましょう。
忘れちゃいけないのが、マット(敷布団)です。
毎日2ラウンドくらいサーフィンして疲れ切った体を休める一番大切な時間が睡眠です。
最低でも5cmくらいクッション欲しいです。
自分はサーマレストとインフレーターを重ねて使っていました。
サーマレストは、サーフボード緩衝材、ヨガやストレッチ用のマット、どこでも座布団、敷布団と4つの活躍方法がある必須アイテムです。
1回買うと20年経っても使える耐久性。
もっと言ってしまうと「壊れない」という安心感。
仮にエアーマットだけだとパンクしたらクッション性がゼロになります。
近くにアウトドア用品店が無い旅先の場合、壊れないという特徴はすっごく重要です。
同様に補充できないものは、「無くさない」事が大切です。遠征の鉄則ですね。
話がそれましたが、サーマレストだけでなく一緒にコールマンのエアマットウェーブを使っています。
サーマレストと重ねると十分な厚みになるので、疲れた体をしっかり受け止めてくれる敷布団が完成します。合計でちょうど5cm+の厚さになります。
食事
食事に関しては自分で作るか、出来たものを買うかで必要な装備は変わってきます。
自分の場合、数日のサーフキャンプであればコーヒーやホットサンドなどの軽食以外は地域の食堂を利用します。
北海道なら刺身定食、四国ならうどん、宮崎ならチキン南蛮定食、奄美なら鶏飯。
こんなに美味しいものが手軽な値段で食べれる日本、わざわざ自炊する気力が出ません。
せっかくなので、ご当地物を食べましょう!
でも海外だと状況が変わります。
例えばハワイのカウアイ島でよくあるハンバーガーのセットを頼むと18ドルくらいしました。
レストランに入ったら軽く1回の食事で30ドルオーバー。
でも、スーパーで売っているステーキ肉は刺身でも食べれそうな鮮度なのに300gで4ドルくらいとお安いです。
レストランはリゾートプライスだけど、マーケットはローカルプライス。
こういう場合は自炊が楽しいです。
必要なのは、ストーブ、クッカー、ナイフ、フォーク。
ストーブはガソリンが使える物がオススメです。
ガソリンが手に入らない国は無いですし、足りなくなったら車から抜いて使えます。
またカウアイ島の話になりますが、日本のコンビニで1本200円もしないカセットコンロとかに使うガス缶が10ドル以上しました。
1週間の燃料代に置き換えると、ガスが2000円から3000円、ガソリンだと200円から300円と10倍くらい変わります。
最初の数年はガス器具を使っていましたが、ガソリンに切り替えました。
今は心おきなくお湯を沸騰させられます…
ガソリンストーブはMSRやSOTOからいい物が出ていますが、自分はコールマンのストーブ使っています。
理由は操作が簡単でトラブルも少なく、部品も少ないからです。
クッカーはスタッキング出来る物なら何でもOkです。
コールマンのパッカウェイクッカーとか便利で愛用しています。
ナイフはケース付きの物ならなんでも良いですが、レザーマンなどのツールナイフは料理に使いにくいので自分は小さなナイフを持っていきます。
魚も捌けて便利ですよ。
基本的に食料は毎日補給できる前提なので、無くてもなんとかなるけど、あると便利なのがクーラーボックス。
オススメは保冷力の低いソフトクーラー。
何故って保冷力の強いものは、断熱材が厚いので見た目ほど物が入らないのです。
しかも食料は毎日補給するので保冷力3日とかいりません。1日持てばじゅうぶんです。
名脇役たち
ヘッドライト
ヘッドライトが何があっても無くしちゃいけない必需品です。
ライトなんて、これ一つとスマホがあれがそれで充分。
料理、設営、撤収、両手が使えないと効率が悪いのでヘッドライトは必ず持っていきましょう。
オールパーパスソープ
シャワー、洗顔、皿洗い、洗濯、キャンプの時に石鹸やら洗剤やら持っていくのは大変です。
僕は毎回、これを持っていきます。何にでも使えて汚れもよく落ちるし、地球にも優しいところも気にいっています。
家族の了解が取れたら家の洗剤類もこれ一つにしたいくらい万能ですよ。
サブバック
サーフボードケースとダッフルバックの他にサブバックがあると便利です。
買い物やちょっと町に買い出しに行くときはもちろん、空港でエクストラチャージ取られそうな時に取り出して荷物をサブバックに移し替えて機内持ち込み。
これで何度も数千円の出費を回避してきました。
サブバックはリュックでもなんでも良いのですが、パタゴニアのライトウエイトシリーズを愛用しています。
ライトウエイト系のバックってもっと安い物もあるんですが、キャンプ生活中に壊れたりする可能性のある物は使いたくないので、ここは信頼と実績のパタゴニア。
ペラッペラで使わない時はかなり小さくなるのに、荷物いっぱい入れても壊れないのがお気に入り。
よく見ると強度が必要な場所にはしっかり補強縫いがしてあります。
鍵
サーフィン中はどうしてもテントが無防備になります。
でも毎回撤収するのは面倒くさいので、出来るだけ避けたいです。
そんな時に便利なのが、旅行用の小さな鍵。
これがあればテントの入り口に鍵がかけられます。
小さな鍵をかける理由は「ちゃんとしている事を周囲に為です。」
今まで、買ったばかりのラム酒、夕食プレート(ハンバーグだけ盗まれたサラダは残ってた)、オールパーパスソープを盗まれた事がありますが、全て自分の注意不足が原因です。
盗む方もちゃんとしている人よりだらしない人から盗もうとします。もしかしたら、ちょっとしたいたずら感覚かもしれないです。
鍵をかけるその丁寧さが犯罪の抑止やトラブルから身を守ってくれます。
個人的には鍵もそうですが、「気にしているうちはトラブルは起こらない」と思っています。
雨具
普段使わない人も雨具は絶対に持っていってくださいね。
雨の日にテント立てたり畳んだり、寒いは防寒着としても活用できます。
ヘッドライトと一緒でキャンプの時は両手がフリーが基本です。
そんなに高価な物はいらないけど、上下は両方とも必要なので揃えていただきたいです。
オススメはモンベルのストームクルーザーあたりですかね。コスパが良いです
サーフキャンプのまとめ
サーフボードを持ってキャンプに行く準備は出来ましたか?
今回紹介した物に常備薬とか個人的必需品を加えたら、一回パッキングしてみましょう。
海外の場合はパスポートと国際運転免許を忘れずに。
サーフキャンプの良いところは、山と違って補給が簡単に出来るってところです。
忘れ物だって大半は店で手に入ります。
まずは近所から始めて、慣れてきたら飛行機に乗ってお気に入りのキャンプ道具と一緒にいろいろな場所に行ってみましょう。