【サーフィンをはじめよう】コロナ禍でサーファーが増え続ける湘南

私のホームポイントである湘南の西側(葉山〜鎌倉)だけでも、ここ1年でサーファー人口が激増しました。

湘南エリアへの移住者も増え、海へ自転車で行けるような場所の手頃な物件はどんどん成約しているようです。

サーフポイントが混むから困る。

という意見もありますが、自分は地域にサーファーが増えることは良いことだと思っています。

サーファーが増えれば海岸がきれいになりますし、駐車場やシャワーも整備されます。

「海岸を埋め立てる」という無茶な話が上がったときに、真剣に反対の立場を表明してくれる人もきっと増えます。

また、サーフィン産業だけでなく飲食店や宿泊施設、交通機関など様々な地域経済にも波及効果があり、結果的に町が魅力的になります。

神奈川県の湘南エリア、千葉県の一宮エリアなどはサーフィンによって町が発展した好例です。

前置きが長くなりましたが、ここ湘南でコロナ禍でサーフィン人口が増え続ける理由を推察してみました。

お金がかからない

サーフィンは自然の中でおこなうアウトドアスポーツです。

アウトドアスポーツの何が良いってお金がかかりません。

自分用の道具とそれを使って遊ぶ技術があれば、毎回のサーフィンで必要なお金は交通費とワックス代(1個250円)だけです。

自転車で行ける距離に海があればジョギングするのと同じ感覚で取り組めます。

自然が気持ち良い

そもそもサーファーじゃなくてもビーチは気持ち良い場所ですよね。

波が海岸の砂や磯に打ち寄せるたびにプラスとマイナスのイオンが発生していることも関係していると思います。

海辺には常に多くのマイナスイオンが存在しているので、人は爽快感や開放感を無意識のうちに味わってるんですね。

癒し効果の高い場所で自然が作り出した波に乗って過ごす、自然の中で過ごす特別な時間になります。

在宅ワークと相性が良い

事実、在宅ワークが普及してから平日のサーファー人口がとっても増えました。

さらにいえば、波の良い時間にちゃんと予定を合わせて登場する人が増えました。

在宅ワークの利点を使い、波に合わせてスケジュールを組んでいるのです。

コアタイムって制度もそれを加速させているように思います。

しかもサーフィンって1時間もやれば、満足感も適度な疲労感も味わえます。

海辺に住んでいなくても数時間確保できればサーフィンって出来ちゃうんです。

スキーや登山など他のアウトドアスポーツと比べて短時間でお手軽に満足出来るって特徴もあります。

在宅ワークによってワークライフバランスが改善されたサーファーは相当多いと思います。

海辺の物件が動くのも納得がいきます。

サーフボードの多様化

自分がサーフィンをはじめた25年くらい前はショートボードが9割でロングボーダーが1割くらいだったと思います。

今でこそ市民権を得たフィッシュも超マイノリティーでした。

自分も当然のようにショートボードの中古を買ってサーファーになりました。

最初は大変でした。ペーパードライバーがF1カーを運転するようなものですから当然ですが、最初は波を捕まえる事すらできず、波を捕まえて立ち上がるまで1ヶ月かかりました。

当時に比べて今はサーフボードの選択肢が格段に増えました。

サーファーが自分のレベルや好みにあったサーフボードデザインを自由に選ぶことができます。

それぞれのサーファーの楽しみ方に応じたサーフボードが用意されている事で、道具を理由に諦める必要がなくなりました。

多様な入り口

サーフィンの入り口って昔はサーフショップだけでした。

そのサーフショップも入りやすい感じのお店はあんまりなくて、知り合いがいないと入りづらい雰囲気でした。

当時はサーファーのイメージもあんまり良くなくて、不良のスポーツなんて呼び方をされていました。

ちょっとやってみようと思っても、友達にサーファーがいないとはじめにくい環境でした。

今はコストコ、ブックオフ、大型スポーツ店、ネットショップ、ヤフオクどこでもサーフィンをはじめるのに必要な道具が手に入ります。

選ぶのが大変なくらいスクールもたくさんあって、サービスも充実しています。

昔に比べて、いつでも誰でもサーフィンがはじめられる環境が整ってきました。

オリンピックの正式種目になったこともサーフィンのイメージを押し上げてくれたと思います。

影響力のある人がサーフィンをライフスタイルにしっかり取り入れていることも大きいですよね。

見るからにサーファーって感じに人じゃなくて、色々なバックグラウンドの人がその人のペースでサーフィンを楽しんでいます。

健康的

サーフィンって実際にやって見ると結構タフなスポーツです。

まさに「割れたコップに水を注ぎ続ける」ようなスポーツです。

波を捕まえるためにためには自分がパドリングするしかなくて、それを手伝ってくれる機械的動力はありません。

だから自然と体力がつきますし、水泳選手のようなしなやかな筋肉がつきます。

まったりとしてサーフィン後の疲労感も心地よく、サーフィンした日はご飯も美味しいし、とても良く寝れます。

飽きない

自分も含めて90%以上のサーファーが「なかなか上手くならない」と感じています。

情熱と時間とお金を注ぎまくっても、なかなか思い通りにできないです。

でも、自分の思い通りにならないからこそ「いつまでも飽きないで追いかけられる」のです。

峰不二子が波で、ルパンがサーファーです。

さらに同じ波も2度と来ないので、前回の波で上手くできても次の波では失敗したりします。

一喜一憂です。

面白いもので、サーフィンのセンスがある人ほど、サーフィンから遠ざかっていく事が多いです。

プロサーファー辞めたらサーフィンも辞めちゃった!って嘘みたいだけど結構いますよ。

彼らにとってサーフィンは簡単だったんだと思います。だから、簡単に離れる事ができるのです。

あなたにサーフィンのセンスがあって、サーフィンが簡単だなーと思ったらサーフィンの神様と言われるジェリーロペスさんの言葉を思い出してください。

「サーフィンをはじめた最初の20年は楽しさを探している状態、本当に楽しくなるのは次の20年だ」

本当にその通りだと思います。サーフィンは生涯スポーツです。

友達が増える

意外と思うかもしれませんが、サーフィンと切ってもきれないのが社会性です。

海にいけば必ず他にもサーファーがいます。

ローカルサーファーなんて呼ばれる、いっつもそこでサーフィンしている人もいます。

基本、波1本に対して乗れるのは1人だけです。

だから、他のサーファーも気持ちよくサーフィンできるようにエチケットを守る必要があります。

ここでエチケットについて細かくは書きませんが、電車で騒がないとか、そういう常識が海にもあります。

エチケットを守って他のサーファーに配慮してサーフィンしていると、徐々にそのポイントで顔見知りが増えていきます。

挨拶をするようになり、会話をするようになり、バーベキューに誘われたりする事もあるかも知れません。

もしかしたら海以外で一緒に遊ぶ事はないかも知れませんが、年齢も職業も関係ない新しい交友関係が生まれます。

誰に知り合いがいない場所に行くより、誰か知っている人がいる場所の方が心地よいですよね。

ちょっと時間はかかるかも知れませんが、そういうホームスポットと呼べる場所でゆるーいコミュニティーのメンバーになるとさらにサーフィンは楽しくなります。

旅に出る理由が増える

サーフィンと切っても切り離せないのが旅行です。

何故ならばサーフスポットは世界中にあります。

湘南で波がないから千葉や伊豆に日帰りトリップしたり、2泊3日で宮崎に行ったり、1週間休みを取ってインドネシアのバリ島に行ったり、大きな波を求めてハワイに行ったり、旅先は無限にあります。

自分にとっては湘南でのサーフィンは「朝練」って感覚があります。

そして本番がサーフトリップです。本番でいい波に乗るために、日々のサーフィンがあると言ってもいいくらいです。

ストームライダーズって本をみてください、いつか行ってみたい場所がきっと見つかりますよ。

やらない理由が見当たらない

色々と書きましたが、これだけ人生を豊かにしてくれるサーフィンというアウトドアスポーツ。

身近で手軽で非日常、しかもお金もかからない。

やらない理由がありません。

ぜひ、あなたもサーフィンをライフスタイルに取り入れてみてください。

入口はたくさんありますが、迷ってしまいそうならお知らせください。

しっかりサポートさせていただきますよ。

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